関東・甲信、雨降らず…

気象会社「梅雨入り早すぎでは…」

　気象庁が今月１４日に関東、甲信地方の「梅雨入り」を発表して以降、両地方では初日と翌朝を除いて雨の降らない日が続いている。同庁では、２１日からは雨が続くと予想しているが、民間の気象情報会社からは「発表をもう少し遅らせてもよかったのでは」という声が出ている。

　同庁が１４日に梅雨入りを発表した理由は、梅雨前線が関東付近で停滞し、４～５日間は雨や曇りが続くと予想したため。しかし、実際に雨が降ったのは１５日朝までで、それ以降、降水はない。１９日も両地方のほぼ全域で晴天となっている。同庁の予想では、２１日からは「梅雨らしい天気」となるが、雨量は「平年並みかやや少なめ」という。

　同庁は「梅雨前線の活動が弱まってしまった」と予想が外れたことを認めているが、「梅雨入り」の発表を覆してはいない。これに対し、民間の気象情報会社「ウェザーニューズ」（東京都）は「今週後半まで梅雨入りの発表を待っても良かったのでは」と話す。

（2007年6月19日13時14分  読売新聞）

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