日々の出来事
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 穀物高騰で讃岐うどん値上げ 首都圏でも人気があるうどんの本場、香川県の讃岐うどん。「さぬきうどん協同組合」に加盟する企業・店舗のうち、約15店がメニューの一部を10~20円値上げした。 「小麦粉が25キロで60円程度上がった。値上げで対応するしかない。天ぷらを揚げる油も上がっている。ダブルパンチどころかボコボコですわ」 自身の会社でも商品の「冷凍うどん」の一部で値上げを決めた大峯茂樹・同組合代表理事は嘆息する。しかし、もともと値段が安いため「常連さんも『上げてもいいんじゃない』と言ってくれる」という。 9割を輸入に頼る小麦について政府は4月、年間固定価格を決める「標準売り渡し価格制度」を廃止し、変動制に移行した。そこに小麦の一大産地のオーストラリアの干魃(かんばつ)が重なったことが価格上昇の一因だ。 しかし、農林水産省の担当者は「トウモロコシが高値で取引されるバイオエタノールに使われて飼料が不足し、補うため小麦の価格も上昇。穀物全体の相場が上がっている」と説明する。今秋の価格改定でも下がる見通しは立っていない。 転作で大豆などが作られなくなり食用油が高騰した影響で、大手が相次いで値上げを発表したマヨネーズ。名古屋市の「感動マヨネーズ料理店まよまよ」も取引先から7月からの値上げを通告された。高羽健治マネジャーは「プレーンなマヨネーズだけで1日に10キロも使うので、正直、痛い打撃。でも、それ以外のコスト削減で価格は上げない」と意気込む。 「粉もの文化」の街、大阪に本社をもつお好み焼きの「千房」は「小麦粉もマヨネーズも仕入れ業者から値上がりするとは聞いている。今は値上がり幅がどのくらいか、価格に反映させないでできるかの検討中」。ファミリーレストランなどを展開する「すかいらーく」は「先物買いのため今すぐの影響はないが、半年先はどうなるか。飼料も上がるので肉類の価格上昇も懸念している」と話している。 温暖化防止のためのバイオ燃料が食を直撃する事態に、外食産業の担当者らからは「世界には飢えている人もいるのに」「食べ物は生きていく基本。それを燃料に回すのには疑問がある」と“恨み節”も聞かれる。 日本フードサービス協会の千葉国雄広報室長は「外食産業は競争が厳しく、原材料が上がったからといってすぐに値上げには踏み切れない。しかし、小さい店などでは今後、影響が出てくるかもしれない」と話している。 (2007/06/24 02:38『Sankeiweb』) PR |
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