ホンダ

ホンダ次世代ディーゼル車、ミニバンSUV中心に

　ホンダは15日、2009年をめどに日米市場で投入予定の次世代ディーゼルエンジン搭載の乗用車について、ミニバンやスポーツ用多目的車（SUV）などの中・大型車を中心に投入していく方針を明らかにした。

　エリシオンやオデッセイなどへ搭載する可能性を探っていると見られる。

　ホンダは、窒素酸化物（NOx）の排出量で、世界で最も厳しい米国の新排ガス規制をクリアしたディーゼルエンジンの開発に成功し、09年に搭載車を発売する準備を進めている。

　ホンダの伊東孝紳・四輪事業本部長は読売新聞の取材に対し「中・大型車の方が、ディーゼルの燃費特性を生かしやすい。高速の長距離走行では、ハイブリッド車並みの低燃費を実現できる」と語り、2リットル超～3リットル級の中・大型車を軸に新型車を投入していく考えを示唆した。

　日本では、黒煙やNOxの排出量の多いディーゼルに対する悪いイメージが強いが、ホンダは、新型ディーゼルの長所をアピールすれば、ガソリンより燃費の良いディーゼル車の需要を掘り起こせると期待している。

(2007年5月16日  読売新聞)

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　技術翻訳

　上原彩子

　坂本龍一